野球の常識って色々あるけどさ、野球好きな人に限って疑う人少ないんだよね。
ピッチング、バッティング、守備や走塁とかの技術論もそうだし。
そもそも野球ってスポーツに対するイメージからして古い常識が蔓延してる気がしてならない。
もちろん水飲むなとか声出せとか、カビのはえた古い技術論や精神論は論外だけど。
なんていうか、爽やかじゃないんだよね。基本的に野球って。
野球の代表的イメージって努力、根性、青春、汗、涙。。。 うわ!この辺のキーワードって既に全部古臭い。
でもプロ野球を除いて、小中高の野球って大概こんなイメージだろう。
個人的に高校野球のあの悲壮感は好きじゃない。
正確に言うなら、もう好きじゃない。(昔は好きだった。)
悲壮感を美しいと思うな。
あの悲壮感を美しいとか思う感覚が、野球を古臭いイメージに縛り付ける。
よく考えたら悲壮感なんて要らないでしょ、スポーツなんだから。
なんで泣く必要があるのさ、泣かなきゃいけない理由なんてある? ないよ。
それは古くから野球人の常識として埋め込まれた感覚。
この辺に野球が古臭い雰囲気を生み出す原因がある。
そこを打破するのは容易ではないだろう。
いや打破しようなんて思っていない。別に世の中はどうでもいいのだ。
言いたいのは、墨谷三中はそんな野球やらないってことです。
打順は練習に早く来た順番で決めるとか、ポジションはじゃんけんとか、常識にとらわれなければ、野球ってスポーツは、もっともっと楽しく面白くプレーできる。そういう可能性がまだまだあるってことです。
実際、月寒アンパンズ(昔の野球部仲間でつくったチーム)の野球は最高に楽しかった。
バリバリの根性野球を経験した仲間達と、高校時代とは正反対の、笑いだけを求めた野球だったからだろう。
笑いだけを求める墨谷三中の野球の原点はそこにある。
出展:http://www.e-honma.co.jp/index.html
極端な話、今日の練習は、サッカーやったっていい。
社会見学で長沼まで農業体験に行こう!とか、それでもいい。
野球のヤの字もないけど(笑)
大事なのは野球を通して笑えることだ。
野球をプレーして笑うことじゃない。野球を通じて楽しい時間を過ごせるかどうかだ。
墨谷三中は、子供の、大人の笑いだけを追い求める。
ま、勝つけどな。